鼻先を高くしたい人や、団子鼻、ワシ鼻、ブタ鼻の整形に用いられるのが、耳介軟骨移植です。施術時間は約30分で、入院せずに受けることができます。
シャワー、洗髪、メイク、洗顔は当日から可能ですが、3〜7日程度は強い腫れが出る可能性があります。
耳介軟骨移植は、耳の後ろの傷が目立たない部分を選んで、付け根を2cmほど切開して耳の軟骨の一部を採取して鼻先に移植して縫い合わせます。
鼻先に移植するときには、鼻の穴の中を3〜4mm程度切って軟骨を鼻先に挿入するので、傷跡はほとんど残りません。
自分の生きた組織を移植するので、手術後の生活に支障をきたす心配がほとんどなく、ケガをしたときにも安心です。また、効果が半永久的に続きます。
鼻尖形成(鼻尖縮小)だと術後に鼻ギプスを装着して鼻の軟骨を固定する必要がありますが、耳介軟骨移植は包帯やテープで保護する必要がないので、整形を受けたことを他人にバレる心配がありません。
術後の過ごし方
軟骨を採取した耳の付け根にガーゼを当てる必要もありませんが、採取した穴の中に1日程度綿球を入れておいてあとは自分でとってもらうケースが多いです。
手術当日は局所麻酔の影響で鼻先や鼻柱が膨らんだように腫れますが、翌日にはだいぶ引いてきます。手術から1週間後には9割がた腫れが引いた状態になります。それから3〜6ヶ月経つと完全に腫れが引いていきます。
ピークは手術当日から翌日の2日間ですが、鼻先と鼻柱が目立つだけなので、マスクでカバーすればバレることはありません。
2〜3日もすれば手術したことがわからないくらいになります。
ダウンタイムは人によって差がありますが、2〜7日程度と考えておけば良いでしょう。ただ、シャワー、洗髪、メイク、洗顔は手術当日から可能なので、日常生活に影響をきたすほどではありません。
耳介軟骨移植は他の鼻整形に比べると内出血が起こりにくく、ダウンタイムが比較的短いというメリットがあります。
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