鼻中隔延長ＰＲＣ法の料金相場

2016/05/20

鼻の穴が大きく見えるといった豚鼻で悩んでいる人を対象に行われる鼻中隔延長法は、通常では鼻に入れる移植用の軟骨を自分の耳や肋骨から採取する必要があり、身体への負担が多少かかるやり方になっています。しかし、これを豚の軟骨を応用することで手術を行おうというのが鼻中隔延長ＰＲＣ法です。鼻中隔延長ＰＲＣ法は、安全面のチェックを受けている移植用の豚の軟骨を使うことで手術時間を大幅に短縮し、耳や肋骨からの採取がなくなることでその部分の傷や痛みも回避でき、軟骨が採取できずに中途半端に終わる懸念や合併症の可能性が軽減されるなど、様々なメリットが期待できます。生体用に豚の部位を移植させることは医療の現場では行われており、心臓弁や皮膚などが提供されています。

鼻中隔延長ＰＲＣ法の料金相場ですが、だいたい50万円を軸に、高いところでは70万円ぐらいとなっています。耳の軟骨などを使う場合ではこれよりもある程度安い価格で手術を受けることができます。大手の美容クリニックではあえて鼻中隔延長ＰＲＣ法を実施せず、通常の手術のみで行っているところもあります。その場合は傷跡を目立たなくさせるよう、細心の注意を払って軟骨を採取するようにしています。医師の腕がかなり問われる手術法とも言えるのです。

麻酔もいくつかあり、静脈麻酔もしくは全身麻酔で行われることが多いです。痛みにそこまで強くない人もこれならば安心です。アフターケアについても、どこの美容外科でも大差はなく、72時間に及ぶ鼻先のギブス固定や抜糸のタイミング、シャワーや入浴の再開時期などもだいたい同じです。

慎重に手術法を選ぶこと

料金相場は医師の技量次第で大きく変わり、PRC法を使っていなくてもかなり高い料金設定にしているところもあります。その分、ダウンタイムが他に比べて少ないのでどの部分を重視するかによって変わってきます。また合併症の可能性が軽減されるとはいえ、ないとは言い切れないため、そのあたりは慎重に手術法を選ぶことをおすすめします。