従来の鼻中隔延長術は自身の軟骨を使用して行う隆鼻術でした。鼻中隔延長PRC法は豚の軟骨を使用して鼻を高くするという手術であり、移植用の軟骨を自身の耳や肋骨から採取する必要がありません。使用する軟骨は安全で質の良い軟骨であり、変形の確率は少ないということです。豚の生体移植は心臓血管外科や形成外科領域では医療用として使用されており、人体への親和性が高く安全性にも優れています。この手術では鼻中隔延長術の効果を最大限に出すことができますし、手術にかかる時間を大幅に短縮できることや軟骨採取の痛みがないこと、傷跡が残らないこと、変形が起こりにくいこと、合併症が軽減されることなどのメリットが挙げられます。
症や化膿などのトラブルが起きてしまうこともある
自身の自家軟骨を使用すると傷跡が2箇所残ってしまうのですが、鼻中隔延長PRC法なら傷跡は1箇所のみで済みます。効果については自身の軟骨移植とそれほど変わりません。鼻中隔延長PRC法で使うのは自身の組織ではないため、異物反応が起こってしまうこともあります。感染を引き起こすと、炎症や化膿などのトラブルが起きてしまうこともあるので注意しましょう。また、場合によっては軟骨が浮き出てきてしまうこともありますし、軟骨が定着をしないでずれてしまうこともあります。そのような状態になると修正手術が必要となりますが、修正手術では切開を行って内部処理をすることになります。また、皮膚まで悪化すると綺麗な状態になってしまうこともあります。
ダウンタイムについて
ダウンタイムは2週間前後となっており、アフターケアとして3日前後は鼻を固定することになります。また、内出血が出てしまうと吸収までには3週間程度かかってしまうのですが、腫れについては個人差やドクターの技術によって変わります。ちなみに、内部組織を傷つけてしまうと腫れも長引いてしまうため、ダウンタイム期間には鼻に刺激を与えないように注意しましょう。鼻中隔延長PRC法は静脈麻酔または全身麻酔で行われることになります。
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