プロテーゼと呼ばれている人工軟骨を用いた美容整形は、きれいな鼻のラインを手に入れる事ができる一方で、プロテーゼの大きさが鼻の大きさにあっていなかったり、施術箇所の皮膚の薄くなっている箇所の形が不自然等の様子が見られる場合、鼻プロテーゼ抜去を行わなくてはなりません。
鼻プロテーゼ抜去の所要時間はプロテーゼの形状にもよりますが、20分近くしかかからない上にプロテーゼを取り除くための切開部も鼻の穴等目立たない箇所から行うので、施術箇所に違和感を感じた場合、また施術後の鼻の形状が気に入らない等の場合は遠慮なく医師に相談して鼻プロテーゼ抜去をしてもらう事もできます。
また鼻プロテーゼの位置がずれているだけで鼻の高さはや形状は維持したいという場合は、抜去と同時にヒアルロン酸を注入する事で徐々に抜去前の鼻の形状に戻す事もできますので、医師に相談してみましょう。
鼻プロテーゼ抜去手術を行う場合、担当する医師や状況によっては全身麻酔か局部麻酔かを選ぶ事ができますので、痛みを感じたくない等の理由がある場合は全身麻酔の効果で痛みを消してもらいましょう。
術後の注意点
抜去後は挿入時の時のように患部が腫れた後に1週間ほどで完全に治りますが、抜去後の患部の状態によってはギプスが必要な事があります。
この様に抜去手術は手軽に行う事ができるので、鼻の形状が気に入らないとすぐに抜去してしまいたくなりますが、本来異物であるプロテーゼを体内にいれているので、それを抜去するとなると様々なリスクが伴う事を忘れてはいけません。
まずプロテーゼの形状によっては鼻尖の軟骨を変形させたり、患部の状況によっては鼻が変形してしまい、また長期間プロテーゼを使用している場合は石灰化を起こす場合もあります。
またこれらの変形を鼻中隔延長術といった手術である程度治す事はできますが、様々なリスクがある事には変わりありませんので、見切り発車で鼻プロテーゼ抜去を行わないように十分に注意してください。
- 鼻柱下降術の失敗3つと修正手術まとめ - 2017年11月1日
- L型プロテーゼの失敗の例3つと修正の原因を症例ブログ5つからまとめてみた - 2017年10月31日
- 自家組織移植の失敗3つと修正手術をブログから分析してみた - 2017年10月31日
コメントを残す