小鼻縮小術とは、余分な皮脂や組織を切開し、糸を埋没させることで両小鼻の幅を縮め、小鼻を小さくし、丸みを抑える手術です。鼻の穴の皮脂や組織を切開する「内側法」と、鼻の外側の皮脂や組織を切開する「外側法」があります。内側法は、小鼻が外側に張り出していない人や、あまり張り出していない人が主な対象となり、外側法は、小鼻が外に張り出している人が主な対象となっています。また、切開せずに行う方法もあります。小鼻のふくらみや、鼻の穴の大きさが気になる人に向いている手術です。しかし、リスクも存在します。
施術の流れとダウンタイムについて
切開を伴う小鼻縮小術は、手術により鼻に傷をつけることになります。内側法であれば傷がついてもあまり目立ちませんが、鼻の穴の中から小鼻の付け根あたりにかけて傷跡が残る場合もあります。外側法は傷跡が白く目立たなくなるまでには約3ヵ月ほどかかります。大きな変化を得るために無理してたくさん余分な皮脂や組織を切除すると、傷跡が小鼻の外側の溝のかなり上のほうまで伸びてしまします。小鼻の外側の溝は上の方にいくと浅くなるので、このような場合傷跡が目立ってしまします。
小鼻縮小術のダウンタイムは1週間から2週間程度です。手術直後は、切開によりリンパの流れが悪くなります。そのため、鼻全体が腫れたり、内出血になったり、むくみや痛みを伴う場合もあります。鼻だけでなく上唇、顎、頬全体が腫れることもあります。手術から抜糸するまでの5日~1週間の期間は糸をつけたままの状態となり、少し目立ってしまします。
リスクについて
また、小鼻縮小術によって鼻の形が不自然になったり、鼻の穴が左右非対称になることもあります。しかし、余分な皮脂や組織を切開するので、場合によっては修正を行うのは困難となります。また、失敗して鼻の穴が小さくなり、呼吸がしづらくなってしまう場合もあります。このような時には日常生活にも支障をきたしてしまします。切開せずにおこなう手術もありますが、数年以内に元の形に戻ってしまうケースが多いようです。
このように小鼻縮小手術は、理想の鼻を手に入れることも出来ますが、リスクも存在します。
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