L型プロテーゼはもう古い
鼻の美容整形は、L型プロテーゼが主流だった頃から大きく変化しており、現在では耳介軟骨や肋軟骨、鼻中隔軟骨、筋膜など自身の体の組織の一部を移植する自家組織移植が第一選択となることも珍しくありません。
自家組織移植の名医であれば、一部分だけではなく眉間から鼻先の角度、鼻の高さや穴の形状などを総合的にバランスよくすることが出来る上に、異物を入れるのではなく自分の体の組織を移植するため細菌感染や拒絶反応などのリスクを下げることが出来ます。
自家組織移植とは?
自家組織移植とは、自分の身体の組織を鼻に移植する方法です。
鼻の形状を整えたい人や、鼻を高くしたいに向いています。
主に耳介軟骨、助軟骨などの組織の一部を採取します。「耳介軟骨移植」、「助軟骨移植」とも呼ばれています。
耳介軟骨移植を行う人のほうが多くなっています。自家組織移植のメリットは、プロテーゼを挿入するのに比べて仕上がりが自然に近くなることです。
美容整形を行ったのがあまり他人に知られるのが嫌な方に向いています。組織は自分のものを使用するので、安心して手術を受けることができます。自分の組織なので細菌感染やアレルギー反応のリスクが低くなります。
異物を体内に挿入し、体内に異変が発生することもあるのでそういったリスクを避けたい方に向いています。
しかし、一方で自家組織移植を受ける際の医師選びを失敗してしまうと、上記のような施術の魅力がデメリットに変わってしまうことがあります。
自家組織移植は、ある意味で一から鼻を形成することが出来る手術ですので、デザイン能力の低い医師が担当してしまうと明らかに作り物のような形や曲がってしまったりというように失敗してしまうことがあります。
このような時には修正が必要となりますが、手術を受けた病院であれば修正に料金はかからないのが通常です。
ただし、これはアフターケアがあるかどうかによって変わりますので、手術を受ける前にしっかりと確認しておかなければいけません。
また失敗したところで修正を受けたくないという場合や病院側が取り合ってくれないような場合は、他の病院で再手術をする必要が出てきますので、料金は新たに100万円前後かかってしまうことも少なくありません。
デメリット、ダウンタイムについて
デメリットもあります。自家組織移植を行うためには、鼻以外の手術も必要になります。
自身の身体の組織を採取する必要があるからです。自家組織移植は他の手術法に比べ、大きな変化が得にくい手術となんています。大きな変化をもとめている人はあまり適していません。
ダウンタイム期間は3日から7日程度です。比較的短い期間となっています。
1週間程度、テープやギブスによって固定します。強い腫れは3日ほどでおさまることが多いようです。
腫れは多少目立つ場合もありますが、数日で収まるのでマスク等で隠せば日常生活も通常通り行うことができます。長期の休暇をとる必要もありません。
自家移植手術の際、失敗したり修正したいと感じたときは、病院によっては無料で修正手術を行うことができます。
値段について
値段は、自家移植手術の内容によっても変わります。
だいたい30万円くらいのところが多いようです。
また、麻酔の費用も別途かかってくる場合もあります。自家移植手術は、体内に異物を入れずに鼻を高くすることができるメリットがあります。
大きな変化を得ることは難しいのですが、自然な形にしたい人には適した手術となっています。
上手な医師・クリニックの特徴
自家組織移植では、ミクロの細胞単位で組織の移植を行うことがポイントです。自家組織による移植の場合は人工的な素材を一切、用いないで済みますので、体の異物反応を引き起こしたりすることもなく、体の機能の異物から守るための排除・変形作用も一切、働かなくなります。
ただミクロ単位での移植が必要となるため、それに対するスキルや方法、機材の使いこなしができることなどの条件を必要とします。上手な医師の特徴は、数多くの自家組織移植をこなした経験があることと患者さんのご要望に応えることができる柔軟性があることです。
単に移植を行えば良いというだけでなく、一回の施術で総ての作業を終わらせるなどの慎重さと丁寧さ、間違いのなさを要求されます。移植した箇所は、将来は強固に定着していくこととなるため、後からの修正がうまくいかないことも多いです。
施術の確かさを要求されるため、スキルレベルの高い医師が必要です。施術を行う前に患者さんが納得の行くまで丁寧な解説をしてくれることも重要で、とくにリスクに関する説明は必要不可欠となります。
以上の様な医師を捜す上では、定評のあるクリニックを捜すことから始めると良く、クリニックが見つかったら相談する段階で、人柄も良く誠実さが見られる医師なら安心して依頼することもできます。
失敗について
自家組織移植は、自分の体の組織を利用した整形手術で、鼻を高くしたり、鼻先の形を整えることができます。
鼻の整形手術には、プロテーゼを使用することもありますが、プロテーゼは人工的なものなので仕上がりが不自然になったり、劣化するというデメリットがあります。
自家組織移植では、自分の体の組織を使用するので、安全性が高く、自然な仕上がりになります。
しかしながら、鼻の手術をする前に、自分の体の組織を採取する手術を受ける必要があるので、時間と費用がかかります。
そして、自然な仕上がりになるので、鼻の高さをしっかりとつけたい場合は適していません。
また、手術に失敗して修正する場合は、プロテーゼよりも難しくなります。
そのため、症例数が多く、高い技術を持つ医師にお願いすることが重要です。費用が安いという理由で選ぶと、失敗するリスクが高くなります。
自家組織移植での鼻を高くする整形ではいくつかの失敗が想定されます。下記にご紹介致します。
自家組織移植の失敗例。鼻筋が太くなる状態ってどういうこと?
鼻を高くしたり形を整えたりするとき、人工のプロテーゼを入れるのは怖いという理由で、自家組織移植を行なうこともよくあります。
自分の耳の軟骨や肋軟骨を利用する方法が代表的で、拒絶反応がなく体に馴染みやすいのがメリットです。
ただし軟骨は柔らかく変形しやすいという性質があり、時間が経つと鼻筋が太くなる場合があります。また鼻の中で曲がらないように、何枚か重ねたり切れ目を入れたりする工夫が必要になります。
経年による軟骨の吸収
体に馴染みやすいということは、吸収されやすいということでもあります。異物であるプロテーゼは人体に吸収されることがないので、効果は半永久的に続きますが、自家組織は徐々に体内へ取り込まれてしまいます。
その結果、何年か経つと効果が薄れたり、思わぬ形に変形してしまったりする可能性があります。
将来の形が予想しにくく、軟骨の吸収があると修正しなければならない点は、自家組織移植のデメリットと言えます。
抜去が困難になるケース
吸収されやすいのと同じ理由で、自家組織は皮膚と癒着を起こしやすいのが特徴です。
皮膚としっかり癒着してしまうと、挿入した軟骨のラインが外からはっきりと見える恐れがあります。
また再手術のとき軟骨を取り除こうとしても、癒着のために抜去が困難になることがあります。
皮膚から丁寧に剥がさなければならないので、手術に時間がかかりますし、傷をつけたり感染したりするリスクも必然的に高くなります。
おすすめできる鼻の名医
このように自家組織移植には、さまざまなリスクが伴うため、十分に理解した上で施術を受ける必要があります。
おすすめできる鼻の名医は、時間をかけてカウンセリングを行ない、本人に最も適合した施術方法を説明してくれる医師です。
鼻は高ければ良いというわけではなく、顔全体のラインとのバランスが重要になります。デザイン力と技術力に優れた、信頼できるクリニックをお探しなら、お気軽にご連絡ください。
自家組織移植の美容整形は、鼻の内側をメスを使って切開して、そこから耳の自家組織を筋膜で包む、あるいはそのまま挿入するという隆鼻術です。
自家組織移植の手術は簡単に思うかもしれませんが、とても高い技術を必要としまうので、名医と呼ばれる医者を探して治療は依頼することです。
病院を比較検討して慎重に病院選びをすることが重要
自家組織移植の修正方法は主に移植した組織の除去となりますが、修正までにかかった期間が長くなるほど組織が吸収されてしまいますので、基本的には移植をするよりも難しくなってしまいます。
ですので、新しく病院を探して修正手術を受ける場合は、こうした症例にも深く精通している医師がいる病院を探す必要があります。
またこうした修正手術を受けなくても済むように、初めからしっかりといくつかの病院を比較検討して慎重に病院選びをすることが重要です。
「上手いクリニック」「おすすめの病院」の紹介はこちらから
自家組織移植では、鼻の高さなどを耳部分の軟骨を用いて高くでき、その定着率に優れているため自然の状態の鼻の高さになります。鼻を高くする他にも鼻筋を整えたり、団子鼻を解消したりとコンプレックスを抱えている様々な箇所の修正を行うことが可能です。
組織レベルの移植は難易度も比較的に高いため、簡単に行うことができるものではありません。しかも費用も思った以上にかかるケースも存在します。そのため患者さんの要望と医師の判断が成功への近道であることは確かです。
自家組織移植の施術を行うことができるおすすめのクリニックを探す上では、当相談所から探すと近道となります。当相談所では自家組織移植のメリットやデメリットを熟知した医師が所属するクリニックが見つかります。
もちろんお問い合わせをしたいケースも多いですが、当相談所でお問い合わせをすることから始めることができます。移植の施術は専門的ですので知りたい情報を逐一、知れるようにメールやお電話でのカウンセリングを行っており、まずは聞いていただければと思います。
そして聞いてみて、自家組織移植に関する費用面やリスクなどの悩みが解消したら、定評あるクリニックで施術を行っていく流れになりますので、思っている以上にシンプルで簡単に依頼することができます。
- 鼻柱下降術の失敗3つと修正手術まとめ - 2017年11月1日
- L型プロテーゼの失敗の例3つと修正の原因を症例ブログ5つからまとめてみた - 2017年10月31日
- 自家組織移植の失敗3つと修正手術をブログから分析してみた - 2017年10月31日
コメントを残す