鼻孔縁挙上術のリスク

2016/04/19

真正面から見たときに鼻孔縁が見えすぎると、ちょっとかっこ悪いものです。また逆に、鼻孔縁がふさがってしまうほど大きく前に張り出しているのもアンバランスです。そこで見栄えを良くするために行われる整形手術が鼻孔縁形成術でと呼ばれるものです。

その中で、鼻孔縁がかぶさるように見えにくくなった、いわゆるわし鼻（かぎ鼻）の形を良くするために、鼻孔縁の組織の一部を切除することで鼻孔縁を挙げるのが鼻孔縁挙上術と呼ばれるものです。きれいなアーチを描くように鼻孔縁を切除していくので、手術後は形の良い鼻になり、印象が良くなります。

しかし、鼻孔縁挙上術のリスクもあるので、よく理解した上で鼻孔縁挙上術にのぞむ必要があります。第一のリスクは、鼻孔縁の形状が不自然になってしまったり、左右の形が非対称になってしまったりするリスクです。このようなリスクは執刀する医師の技術によるところが大きいので、鼻孔縁挙上術を受ける際には、評判の良い美容外科を選ぶことがとても大切です。

また、切除や縫合の具合が悪く、傷跡が目立ってしまうというリスクもあります。大切な顔を切るわけですから、わし鼻が形の良い鼻に変わったとしても、そこに傷が残ってしまのは避けたいものです。これもやはり未熟な医師によるところが大きいので、信頼のおける美容外科で鼻孔縁挙上術を行うことが大切になります。

この他にも、笑い話のようですが鼻毛が目立つようになってしまったとか、鼻が小さくなりすぎたなどの報告もあります。また感染リスクは怖いので、十分注意する必要があります。

仕上がりが気に入らない場合は？

もし、鼻孔縁挙上術を失敗してしまった場合や仕上がりが気に入らない場合は、まず鼻孔縁挙上術をした病院に相談するようにしましょう。しかし、取り合ってくれなかったり、同じ美容外科では二度と手術を受けたくないという場合は、美容外科を変えるのも手です。他の美容外科で受けた手術を何例も修正している美容外科もあります。