鼻柱挙上術とは、小鼻の付け根の位置が鼻柱よりも下へと位置している場合に上に持ち上げる為に行う手術の事を指します。
鼻とは、鼻柱と呼ばれる鼻の中央のラインと、小鼻との位置のバランスによって美しく見えるかどうかが決まると言えます。
理想的な鼻は、鼻柱が小鼻よりも下へ位置しているものであるとされていますが、鼻柱挙上術が必要となる場合には、この鼻柱よりも小鼻が下へと位置している為に、それを上へと持ち上げて鼻全体のバランスを整える事が必要な場合を指します。
鼻柱挙上術の手術方法
鼻柱挙上術の手術方法としてはいくつかの方法があり、小鼻の外側の部分を切開し、縫い合わせるといったものを始め、鼻の内部にあたる軟骨やプロテーゼなどに糸を通し、その糸で小鼻を上へと引っ張るといったもの、そしてこれらの手術方法の両方を利用して行うものなどがあります。
鼻柱挙上術の手術後は個人差がありますが、一般的にはおよそ一週間程度で目に見える腫れは治まってくると言えます。そして内出血などが起きている場合には、腫れは長引く可能性があり、小鼻の変色なども見られますが、これもおよそ一週間程度で治まると言えます。
リスクについて
鼻柱挙上術を行う上でのリスクとしては、傷跡の盛り上がりなどを始め、小鼻の突っ張り感、小鼻が横に広がるなどがあります。
まず傷跡の盛り上がりについては、人によっては赤くケロイド状になってしまうといった場合があります。
この場合はステロイドを使用する事により、症状を改善させます。
次に、手術により小鼻が突っ張った状態になってしまう場合があります。
この場合は半年ほど様子を見る事で、症状が改善されるかどうかを見極めます。また糸により上へと引っ張っている場合には、糸を抜糸する事により改善はされますが、鼻が元の状態に戻ってしまう可能性があります。
次に、手術により小鼻の外側を縫い合わせた為に、それが横へと広がってしまうといった場合があります。
この場合は鼻翼縮小術といった手術を行う事により、その広がりを抑える事が可能になります。
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