鼻尖形成術を行うリスクについて紹介します。鼻尖形成術を行った場合にどのような症状が起こる可能性があるのかと言いますと、まず鼻尖に移植した軟骨が何らかの原因により左右にずれてしまうことがあります。そのせいで鼻尖が左右に曲がってしまったり、鼻の穴に左右差が生じてしまうことがあります。もしこのような症状が出たら一度移植した軟骨を取り出して位置を調整し直すか、曲がってしまった時に出っ張った部分を削る必要があります。
鼻尖形成術を行うリスク
次に鼻尖形成術を行うリスクとして考えられるのが、鼻孔縁が上にあがってしまうということです。これは鼻尖を補強する時に発生してしまう症状で、どうしても気になる場合はもう一度手術する必要があります。鼻尖形成術では鼻尖上部の皮膚が盛り上がってしまうこともあります。これは瘢痕組織が分厚くなってしまうことが原因と考えられています。この盛り上がりは術後しばらくすると小さくなります。ただ中には気になる人もいらっしゃると思われます。そのような人はステロイド剤を鼻尖の皮膚に注射してもらうと良いでしょう。この注射でも盛り上がりが小さくなります。
その他リスク
このように鼻尖形成術を行うと出っ張ったり、盛り上がったりという現象が発生しますが、この他にも鼻尖形成術を行うリスクがあります。それは鼻先の軟骨を移植すると鼻先が硬くなってしまうためにどうしても違和感を感じてしまうということです。これは時間が経過するとほとんど気にならなくなりますが、どうしても気になってしょうがない場合は再度手術で軟骨を除去する必要があります。さらに鼻尖形成術を行うと鼻閉感を感じる場合があります。これは鼻尖の軟骨を縫い合わせる際に鼻の中の通り道が狭まってしまい、鼻の通りが悪くなってしまったことが原因です。鼻の中の腫れが収束すると鼻の通りが回復する場合がほとんどですが、それでも鼻の通りに違和感がある場合は鼻先を縛っている糸を取って改善されるかどうかを判断します。
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