鼻尖吊り下げ術は、上向きになっている鼻を修正するための美容整形のことです。鼻尖吊り下げ術では、鼻の先端部分に軟骨を移植することで、鼻を下げるもので術式としては、鼻中隔延長術や鼻孔縁形成なりますが、これらを実現するためには軟骨移植やプロテーゼと呼ばれるシリコン樹脂などを挿入する必要があります。
クローズ法とオープン法
鼻尖吊り下げ術ではクローズ法とオープン法があります。クローズ法は鼻腔内を切開するため傷跡が目立たないメリットがあります。一方でオープン法の場合には鼻の外側を切開するため医師の技量によっては傷跡が残る可能性があります。鼻尖吊り下げ術のリスクとしては、プロテーゼを用いた場合には人工物であるため定着しないリスクがあります。また鼻尖吊り下げ術に限らず人工物を体内に入れる場合には仕上がりに満足が行かないといったトラブルがあり、場合によっては修正手術が必要なケースもあります。
鼻尖吊り下げ術のダウンタイムとしては約2週間程度で、人によっては強い腫れが3日程度続くことがあります。また術式によってダウンタイムの期間が変わってきますし、感染症などが発生した場合には腫れが長引く可能性があります。アフターケアとしては、術後の患部が落ち着くまで保護することがポイントになります。
アフターケアの体制が整っているクリニックを選ぶ
施術そのものは局所麻酔か静脈麻酔で行われますが、静脈麻酔は痛みがなく不安がない状態で行うことができるメリットがありますが、別料金が必要なケースがあります。鼻尖吊り下げ術の費用としては術式で変わってきますが50万円前後が目安とされます。
ただし、費用が安すぎても高すぎても満足な結果を得られるかどうかは医師の技量に掛かってきます。このため事前にしっかりとカウンセリングを行ってくれ、また術式によるメリットとデメリットの両方をちゃんと伝えてくれるクリニックを選ぶ必要があります。またアフターケアの体制が整っているクリニックを選ぶほうが安心して施術を受けることができます。
- 鼻柱下降術の失敗3つと修正手術まとめ - 2017年11月1日
- L型プロテーゼの失敗の例3つと修正の原因を症例ブログ5つからまとめてみた - 2017年10月31日
- 自家組織移植の失敗3つと修正手術をブログから分析してみた - 2017年10月31日
コメントを残す