鼻中隔延長術(保存軟骨移植)は、鼻が上へと向いている、いわゆるアップノーズの方や、鼻に高さがない為に高さを出したいといった方などに最適な手術方法であると言えます。
この鼻中隔延長術(保存軟骨移植)では、三つの方向に対して鼻の長さを出す事が可能であり、一つ目は鼻の先の高さを出す方向へ、次に鼻の先を下へと出す方向、そして鼻柱を下へと出す方向となります。
鼻中隔延長術(保存軟骨移植)の手術を行う際には、自身の体内から軟骨を取り出し、それらを使って鼻の長さを出す事となります。そしてどういった鼻にしたいかによっても、使用する軟骨が異なるといったところもポイントであると言えます。
また軟骨を入れる際にも、オープン法とクローズ法があり、オープン法は鼻柱を切開し、そこから軟骨を入れ鼻の長さを出し、クローズ法は内側からの軟骨の挿入となります。
鼻中隔延長術(保存軟骨移植)について
一般的には鼻中隔延長術(保存軟骨移植)の効果がより実感出来る方法として、オープン法により手術が行われる事が多いとされています。また鼻に関する手術は様々ですが、その中でも鼻中隔延長術(保存軟骨移植)は効果を実感しやすいものであるとも言えます。
手術中に使用される麻酔は局所麻酔ではなく、全身麻酔を使用します。これはこの手術が数時間に及ぶ場合が多い為、出血量などと照らし合わせると全身麻酔を使用する必要性があるからであると言えます。
これにより手術中の痛みは感じないと言えますが、手術後の痛みに関しては鎮痛剤などによって和らげる事が可能です。
リスクについて
鼻中隔延長術(保存軟骨移植)の手術を受ける事によるリスクですが、鼻柱が歪んでしまうといった事を始め、鼻の延長の失敗、そして鼻の穴が狭くなり呼吸しづらくなるなどといったものが挙げられます。
これらのリスクは、あまりこの手術の臨床経験がない医師により手術が行われた場合などに起こりやすいものであるとされており、それ故に手術を行う際には執刀医となる医師の見極めが重要になると言えます。
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