長期持続型ヒアルロン酸(エランセ)は
手術に使われる糸の成分・ポリカプロラクトンを細かい球状にした成分でできています。
注入後は体にすべて吸収されてしまうので
異物が体に残らず、体に負担がかからない安全性の高い注入剤です。
その名の通り効果の持続性も長く、
注入量にもよりますが、2〜4年ほどの効果を保つことができるので
注入回数を減らすこともできるという利点もあります。
また、注入部位のコラーゲンを生成することができるので
肌の活性化やハリの向上といった効果もあります。
施術時間も5〜20分ほどで、術後はすぐに帰宅できるため
手軽に受けることができます。
注入後の修正を行うことができない
“しかしながら、長期持続型ヒアルロン酸(エランセ)には溶解剤がない為
注入後の修正を行うことができないという難点があります。
施術後に「自分のイメージよりも顔が膨らんでいる」というクレームが起こりやすく、
かといって、「元の顔に戻したい」という修正が出来ないのです。
そのため、最初からいきなり
長期持続型ヒアルロン酸(エランセ)の注入施術を行う病院は少ないようです。
まず通常のヒアルロン酸の注入施術を何度か受けてもらい、
自分の顔がどのように変化するのかをある程度イメージしてもらってから
長期持続型ヒアルロン酸(エランセ)の注入施術を行うという段階を踏むことで
修正ができないという点を補う病院が多く見られます。”
術後のイメージをきちんと相談
顔に注入するだけに、印象の変化が著しい分、
事前に通常のヒアルロン酸で
自分のなりたいイメージと施術後のイメージが合うのかどうかを
見極めておくことが大切です。
そして長期持続型ヒアルロン酸(エランセ)は
通常のヒアルロン酸に比べて、注入後は浮腫みにも似た腫れが
やや強いのも特徴の一つです。
腫れは2,3日でかなり落ち着いてきますので、
メイクは注入後の部位を強く押したりしないようにして下さい。
入浴も軽めのシャワーがお勧めです。
長期持続型ヒアルロン酸(エランセ)の特性をよく知った上で
上手に利用して下さい。
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