鼻翼縮小術というのは一見易しそうな手術ですが、本来は名医でなければできない難しい手術です。単純に考えると鼻翼の一部を切除して縫合するだけなのでそんなに難しい手術ではないというイメージがありますし、傷跡も縫合を丁寧に行えば目立つことはほとんどないと思われます。では何が難しいのでしょうか。
鼻翼というのは形状が複雑
そもそも鼻翼というのは形状が複雑です。また鼻翼が大きいと言ってもどう大きいのかは人によってそれぞれ異なります。しかし、鼻翼縮小術で切除可能なのは鼻翼基部、つまり鼻翼と顔のつなぎ目、鼻翼の付け根部分だけなのです。このため、実際の小鼻のバリエーションの多さに対応できていないのです。このため、本来は鼻翼縮小術だけでは鼻が美しくなる形状ではないのに再手術までしてしまい、かえって不自然になってしまうことがよくあります。もちろん医師の腕が足りない場合もありますし、切らないで糸で幅寄せする方法の場合は効果が一時的であったりします。小鼻の観点から考えると鼻の形を整えるというのは鼻翼縮小術だけではありません。鼻の穴の形を変化させる手術もありますし、鼻柱を下に引っ張る手術もあります。つまり鼻を美しく見せるというのはこのように複合的な手術を組み合わせて行うということなのです。このため、鼻翼縮小術だけでなく他の手術についても経験値が高い名医に実際に手術をしてもらう方が仕上がりが断然違ってくるのです。
医師の技術で成否が決まる
このため、鼻を美しくしたいからと言って鼻翼縮小術の手術だけを受けて仕上がりを見たら「全然希望通りではなかった、だからここのクリニックは悪徳業者だ」と感じたとしても、それは複合的な手術をしていないからです。バランスが取れていて適度な大きさの鼻を希望するのであれば複合的な手術をしてくれる名医を探して手術を受けるのが一番手っ取り早い方法です。色々なクリニックのホームページ等を確認して医師の方々の手術の経験等を確認して最適な医師を検討してみてください。
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