鼻先が丸い、いわゆるだんご鼻と呼ばれる状態を、すっきりとした美しい鼻に変えるのが鼻尖形成術です。鼻の内側を切開して鼻尖の余分な組織を取り除き、内部の軟骨を細かくして中央部で縫合し、さらに耳の軟骨を移植することにより細くて高い鼻先を実現します。手術には2時間程度かかりますが、基本的には日帰り手術となるので入院は必要ありません。鼻の内部を切開するので傷跡が見えないこともこの鼻尖形成術の特徴です。
ダウンタイム・アフターケア
この鼻尖形成術のダウンタイムは約1週間程度です。個人差はありますが、1週間もすれば抜歯することは可能です。自然な状態に戻るまでは1カ月程度必要となりますので、その間はマスクを着用するようにすれば仕事や日常生活にも支障をきたさないでしょう。痛みに関しては、術後数日は軽度の痛みを感じることがありますので、その際には医師から処方された痛み止めを服用します。
また鼻尖形成術を受けた際のアフターケアについてですが、手術後しばらくは鼻の形を確定させ、かつ余分な腫れを防ぐために外部から鼻を固定することになります。固定する期間はおおむね5日間で、機材とテープを使用して固定します。固定期間中は車の運転は避けなければいけないほか、洗顔や化粧も抜糸まではしてはいけません。シャワーは手術当日からおこなってもかまいませんが、鼻の周辺部や軟骨を採取した耳は濡らさないように気をつけましょう。入浴は抜糸をするまで禁止です。これらのアフターケアを怠ると、せっかくの手術が台無しになる可能性もありますので、医師から指示されたことは必ず守ることが必要です。
医師が信頼できる人物であるかどうかをしっかりと見極めてから手術に踏み切ることがとても重要
なお鼻尖形成術は技量が必要な手術ですので、劣悪な美容外科で手術を受けた場合は鼻の形が元に戻ったり、形が崩れたりすることもあります。ですからカウンセリングの時間などを利用して、その美容外科の医師が信頼できる人物であるかどうかをしっかりと見極めてから手術に踏み切ることがとても重要になります。
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