鼻孔縁下降術の手術とは、鼻の穴が目立ってしまう方に適した手術です。
この鼻孔縁下降とは鼻孔縁の皮膚が少ないことで鼻孔縁が上にあがってしまっていることが原因で鼻の穴が目立ってしまうと考えられています。
鼻腔内に皮膚と軟骨を継ぎ足すことで鼻孔縁の改善を目指す手術が鼻孔縁下降術の修正です。
通常耳介軟骨や鼻翼軟骨を移植するのが一般的で、この手術が一番効果的だとされています。
そうはいっても手術というと不安だ、料金はいくらかかるのかなど不安な要素を取り除くため、鼻孔縁下降術についてまとめていきます。
どんな手術なのか?
正面や横から見た時に、鼻の穴が目立ってしまい、大きな三角形や半円に見えてしまうという悩みを抱えている方は意外と多く、美容整形手術の鼻の手術の中でも、鼻孔縁下降術はとても人気が高い手術です。
顔のパーツの中でも、やはり存在感を示すのは目元や鼻になりますが、女性の場合はメイクを行うと、目元はいくらでもごまかしがききます。
しかし、ちょうど顔の真ん中に鎮座している鼻は、どうにもごまかすことはできず、カバーしようとすれば、季節を問わずマスクを付け続けるしかありません。
鼻の穴が目立ってしまうと、第一印象でも鼻ばかりが際立ってしまうので、顔をぐっと上げて人と会話をしたり、目を合わせられないと、強いコンプレックスに感じてしまっている方も多く、明るい笑顔も作れなくなってしまいます。
ダウンタイム・料金について
手術中は麻酔をするのでほとんど痛みがないか、あっても耐えることができる程度です。
手術後は鼻の形を整えるため、3日から5日程度はテープを使い固定します。
そしてその後抜糸をしますがやはり抜糸をする前は腫れが強いため外出をする際は気をつけなければいけないこともあります。
通常は10日程度は腫れが続くといわれており、ダウンタイムを長く取れない方や人にばれたくない方にはデメリットかもしれません。
また鼻孔縁下降術の料金はクリニックによって異なるものの30万円から60万円程度です。
軟骨移植を行う場合は料金はさらに高くなる可能性もあるので、一度クリニックに問い合わせてみるといいかもしれません。
非常に高度なテクニックを必要
鼻孔縁下降術は、鼻の穴を縁取っている皮膚を下げるので、正面から見ても、横から見ても鼻の穴が目立つことがなくなり、美しい自然なラインに形成することができます。
しかしこの鼻孔縁下降術は、軟骨を移植するという精密な外科手術を伴い、しかもそれを鼻の穴の中から操作するという、非常に高度なテクニックを必要とするので、失敗のないようにするためにも、医師選びには慎重になりましょう。
上手な医師・クリニックの特徴
鼻孔縁下降術の上手な医師の特徴としては、事前のカウンセリングで患者さんの要望をきちんと聞いてくれるという特徴があります。
カウンセリングを行うことで患者さんの希望する鼻のかたちがわかるようになるので、上手な医師はカウンセリングを欠かしません。
事前のカウンセリングは医師にとって患者さんの理想の鼻のかたちを実現するために必ず必要なプロセスであることを強く認識しています。
そのため、施術後の鼻のかたちがわかるようにしっかりとシュミレーションして施術プランを提案してくれるので安心して施術を任せることができます。
施術後のアフターケアに関する説明も行ってくれるので、施術前から施術後までしっかりとケアしてくれます。
また、鼻孔縁下降術による修正が上手な医師は、施術のメリットだけではなく、デメリットもしっかりと説明してくれます。
デメリットまで説明するのは、施術に関する知識があり技術力があるからです。
デメリットを補って余りあるメリットを患者さんが享受できる場合にのみ、鼻孔縁下降術による施術を行ってくれるので、安心して施術を任せられます。
決して無理な施術を行いませんし、セールスや勧誘を行うこともありません。
上手な医師は、鼻孔縁下降術によって患者さんの希望どおりの鼻のかたちにできるかどうかを判断して、施術プランを提示してくれます。
鼻孔縁下降術の失敗例
鼻孔縁下降術の失敗例としては、鼻の穴の縁が下がりすぎてしまったり、逆に鼻孔縁下降術で効果が無いケース(縁の下げが足りない場合)、鼻の穴の見栄えに左右の差が出来てしまう、軟骨移植がしこりとなってしまった場合などが多いようですが、そういったことにならないためにも、術前のカウンセリングでは医師との意思疎通を十分に行い、どのような仕上がりを望んでいるのかしっかりと伝えることです。
自分の鼻の形を踏まえて、鼻の穴だけをアプローチすれば良いのか、同時に他の処置も受ける方が美しく仕上がるのか、そういったことも含めて、万全の準備を整えないと、鼻の手術では仕上がりが希望と違ってしまった、という結果に終わってしまいがちです。
鼻孔縁下降術で起きる軟骨の吸収って?
正面や、横から見たときに鼻の穴が目立ってしまうのがコンプレックス。
そんな方には美容手術で鼻の穴を目立たなくすることができます。
鼻の穴の縁を延長する形で下に伸ばし、鼻柱と呼ばれる鼻の中心とラインを揃える手術です。
しかし、軟骨の吸収により失敗してしまうこともあります。海外から輸入された美容手術用の軟骨が体内で吸収されてしまうことがあるんです。
使用する軟骨は自身のものが適しているので事前に医師と相談をしておきましょう。
鼻孔縁下降術の失敗例、「効果が無い」って何が原因?
目立つ鼻の穴で下を向きがち、ブタ鼻と呼ばれてしまう状態にはこの手術は向きません。
なぜなら鼻柱そのものが正面から見えてしまっているため縁を延長しても効果が得られないのです。
何より、効果が無いだけではなく、鼻の穴がサイドから覆われているように見えてしまうという失敗にもつながります。
ブタ鼻の修正には鼻柱下降術がベストでしょう。
自身の鼻の形を把握し、打ち合わせと適切な説明を受けた後で手術に臨みましょう。
鼻孔縁下降術で起きてしまう感染症とは
手術後のダウンタイムはだいたい2週間ほど。冷やしながら経過を見るのですが、ダウンタイム以降も痛みや腫れが続く場合は感染症の疑いがあります。
もともと鼻の中は菌が多く、消毒の不十分な手術を受けてしまうと傷口から感染を起こしてしまいます。
決定的なのは鼻の穴の閉塞感や臭いです。ダウンタイム後に、鼻の中から異臭がした場合はクリニックに一刻も早く相談しましょう。
不安だからといって放置してはいけません。
鼻孔縁下降術を受けるのにおすすめなクリニックって?
顔の印象を大きく左右する鼻。
もし美容整形を受けるのなら納得できる美しい顔を手に入れたいですよね。そのためには正しいクリニック選び、医師選びは必須です。
しかし、鼻の整形は目などの整形に比べ難易度の高い部分です。
おすすめなクリニックは、鼻の整形に特化した医師が在籍しているところです。
美容整形はそれぞれの分野で求められる成果が大きく違うため、医師も自分の得意分野を持っています。鼻の手術で実績を持つ医師を選びましょう。
自分の目的やニーズに合わせてクリニックや医師を選ぶ
鼻の穴が目立たなくなると、すっきりして見えるので気にしている方には良い評価を得ていることも多いですが、完全に自然な状態になるとは限りません。
鼻の穴の形状がうまくいかず思っていたのと違った、左右非対称になった、傷口が目立っていかにも整形みたいで嫌だという声もあります。
ダウンタイムも短いわけではなく、料金も払っているのに思い通りにならないリスクを考えると不安で一歩踏み出せない方も多いでしょう。
まずは自分の目的やニーズに合わせてクリニックや医師を選び、意思疎通を図ることが大切です。さらにどんな手術にもデメリットはあることを理解しておくことが求められます。
「上手いクリニック」「おすすめの病院」の紹介はこちらから
鼻孔縁下降術による修正は鼻の穴が見えにくくなり、鼻のかたちをきれいにするために有効な施術です。
しかしながら、鼻孔縁下降術による修正にも失敗の可能性があることを理解しておく必要があります。
鼻孔縁下降術では切開を行うため衛生環境がしっかりと整ったクリニックで施術を受けるようにすることが大切ですし、思い通りの鼻のかたちにするためには技術力の高い医師に任せる必要があります。
鼻孔縁下降術による修正は鼻のかたちを整えることになるため、顔全体とのバランスが重要となります。
顔の中心に位置する鼻のバランスが崩れてしまうと、顔全体が不自然になってしまうので、顔全体と鼻のかたちをバランスをとって調整し、デザインする必要があります。
そのためには、施術経験と高い技術力が必要です。
上手な医師は、患者さんの理想的な鼻のかたちにするためにカウンセリングをしっかりと行ってくれますし、施術のメリットだけでなく、デメリットについても説明してくれるので、安心して施術を受けることができます。
当相談所では、おすすめのクリニックに所属する信頼できる名医をご紹介させていただいていますので、お気軽にご連絡ください。安心して施術を受けられるように全力でサポートさせていただきます。
- 鼻柱下降術の失敗3つと修正手術まとめ - 2017年11月1日
- L型プロテーゼの失敗の例3つと修正の原因を症例ブログ5つからまとめてみた - 2017年10月31日
- 自家組織移植の失敗3つと修正手術をブログから分析してみた - 2017年10月31日