鼻アクアミド注入は、ヒアルロン酸やレディエッセのように体に吸収されてしまうことはなく、中長期にわたって効果を持続させることができますが、鼻アクアミド注入は、非吸収性物質を注入するため、失敗して除去する場合には、切開する必要があるため、修正が難しいということがあります。
鼻アクアミド注入の際の失敗例として、アクアミドを注入した部分に凹凸ができる、アレルギーにより顔全体が赤く腫れてしまうといったものがあります。
アレルギーについては、アクアミド自体でアレルギー反応が起こるわけではなく、注入時になんらかの感染がおき、炎症が起こる場合があります。手術時および衛生環境がしっかりしているところで施術を受ければ問題ありません。
事前にアレルギーテスト
ただし、もともと金属アレルギーやアトピー性皮膚炎などの体質を持った方の場合、アレルギー反応が起こりやすくなってしまう場合があるため、事前に相性テストを行っておくことも大切です。万が一そういったアレルギー反応などが起きた場合には、医師に連絡し、早めに処置をしてもらうことが大切です。
また、純度が低いアクアミドを使用している場合、それなりに危険を伴ってしまう場合もあるため、信頼することができるところか調べておくことも必要です。
鼻アクアミド注入の後遺症では、稀に、腫れが引かなかったり、形が崩れるなどの症状が見られることがあります。後遺症が起きた場合には、医師の技術不足という場合もあります。
修正するには?
鼻アクアミド注入は満足できなかった場合、修正するためには切開して取り出す必要があります。ヒアルロン酸注入の場合は、溶解注射ですぐに溶かすことができますが、アクアミドの場合は吸収できないため、切開以外には取り出す方法はありません。
鼻アクアミド注入での失敗とは、多く入れすぎて鼻筋が太くなってしまったパターンが多いです。
鼻アクアミド注入が失敗するか成功するかは、医師の技術によるものが大きいため、信頼できるところを探すことがとても重要です。
- 鼻柱下降術の失敗3つと修正手術まとめ - 2017年11月1日
- L型プロテーゼの失敗の例3つと修正の原因を症例ブログ5つからまとめてみた - 2017年10月31日
- 自家組織移植の失敗3つと修正手術をブログから分析してみた - 2017年10月31日